2013年5月31日金曜日

no.458 Robert Mapplethorpe

昨日は、Avedonの 写真集に現実逃避した一日。
でも、夜に少し集中してデスクワークしたけどね(苦笑)
仕事のデータ整理を手伝ってくれた古い友人のホソを送って、夜の吉祥寺へドライブしました。
小雨の降る中、彼女にバイバイをしようとして車のウィンドウを開けると、水分を含んだ濃厚
な緑の香りがなだれる様に車内を満たしていきました。
あぁ、やっぱり私はこの辺りの空気感が好き!
ここが私の原点なんだなーって思う。

中央線沿線に住んでいた頃に知った様々なカルチャーやアーティスト。
Avedonもそうだけど、このRobert Mapplethorpe/ロバート・メープルソープ(1946〜1989)を
知ったのもその頃でした。

極度に美しい官能。
温度を感じさせない真空管の中にいるような静粛。


NY、ロングアイランド出身の彼は長らくあのパンクの女王パティ・スミスの恋人でした。
やがて自分がゲイであることを徐々に認識していった彼の作風は、カミングアウトしてからは、
男性の肉体を被写体とすることでより官能的になっていきます。
都会的でエロティック。
Flowerシリーズを以てしても、この独特の世界観。

1989年3月9日にエイズで亡くなりました。
まさに生き急ぎ、疾走した42年間の生。
でも人生って時間の長さじゃなく、その密度が大事なんだなって最近よく思うのです。

いまを生きるってこと。


2013年5月30日木曜日

no.457 Richard Avedon

小雨が降る一日。
こんな天気の日は、なんとはなしにRichard Avedon/リチャード・アヴェドン(1923〜2004)
の写真集を開きたくなります。

イタリア/フローレンスの貴族、Marella Agnelliのポートレイト。
このノーブルな空気感。
生身の人間じゃないみたいです。


アヴェドンは当初、NYでファッション写真家として名を馳せましたが、ポートレイトを撮らせた
ら、これまた絶品。
その人物の人生や思考、育ってきた環境まで想像できるような、時間を凝縮したごとくの奥行き
ある肖像写真を残しています。

最近、ブログを続けているので、少し写真にも興味が出て来ました。
でも、うわっつらの写真。
物をそのままに、構図と採光だけを気にして撮影する写真。
私なんて誰でもうまく撮れるデジカメ使ってても全然だめだなー。味も素っ気もないし...。

さて、そろそろ仕事にかからなければ。
現実からのエスケープで開いたアヴェドンの写真集にみとれて、はやくも午後となりました(笑)


2013年5月29日水曜日

no.456 melting pot

先日、思い切り良く猥雑な街、渋谷の焼き鳥屋で...。


そののち、同じく渋谷の博多ラーメン屋で...。


この「のり」と「チャーシュー」の独特の盛りつけは、博多ラーメンならではなの?


no.455 swallow

車を運転していると、スイスイと風を切って、車のフロントガラスをかすめて飛んでいく
ものがあります。
可愛らしいツバメ達の到来。
部屋を涼しい風で満たしたくて家の窓を全開にしておくと、外の電線にとまりながら仲間
同士でたくさんおしゃべりをしている姿もみかけるようになりました。
小さい体で遠い遠い国から海を越えてくる可憐でけなげなツバメ達。

今朝は、息子の第一志望の学校説明会へと出かけました。
車を駐車場に止めて川沿いを歩いて学校に向かっていると、飛び回る何羽ものツバメ達に
遭遇。
橋から見下ろすと、比較的澄んだ川の水面すれすれを悠々と飛び回っています。

ここら辺は川沿いがぜんぶ桜並木の歩道なので、春の頃はそれはそれは見事な風景。
再来年の春は、その学校に受かって真新しい制服を着た息子とここを歩きたいな〜なんて
思うのですが...まずは偏差値あげないと〜(笑)


ツバメで思い出すのはオスカー・ワイルドの「幸福の王子」
小さい頃から何度も涙した大好きな物語です。

街中の彫像である「幸福の王子」は、貧しい人々を可哀想に思い、自分の身体の金箔や宝石
をツバメに頼んで次々と人々に届けさせます。
そして、王子の使者として働くあまり暖かい土地に行きそびれ寒さで命を失ったツバメと、
金箔がはげてみすぼらしくなった彫像の王子は、王子達の隠れた善意に全く気づかないその
人々の手によって、ゴミ溜めに捨てられてしまうのです。
最後は、ふたつの尊い宝物を見つけておいでと神様に命じられた天使が二人の魂を拾い上げ、
神様のもとで永遠に幸せに暮らしました...というお話。
なんと究極のホスピタリティ。

オスカー・ワイルドは、ダブリン出身の19世紀の作家。
時代の寵児でありながらゲイであることを問題視され、最後は失意と困窮のうちに若くして
亡くなった人です。

今年は関東も例年より10日早い梅雨入りとか。
いろんな人生があるんだよな〜なんてツバメ達を見て思う入梅の朝です。


2013年5月27日月曜日

no.454 chocolat chaud

昨日の夜、青森から空路で戻りました。
2日間、大盛況!
Ayu  Teamのような大きなプロジェクトは、仙台公演も控えているので青森単体ではなかなか
集客が難しいと聞いていましたが、蓋を開けたらものすごい熱気。
お客様も本当に暖かくて、ステージ袖で見守る私たちも思わず笑みがこぼれました。
昨日は初日のリピーターの方も再度いらしてくれて、急きょお席を増設してのコンサート。
初青森、本当にいいコンサートでした。


コンフィズリー(砂糖漬けした果物にチョコレートをかけて冷ましたもの)と、シナモンの
ショコラショー。

これでちょっと疲れをとり、8時からいらしてくれてるガーデナーの中村さんの庭を剪定する
チョキチョキ...!というハサミの音を聞きながらデスクワークしている朝です。
午後は運動会の振替え休日で自宅にいる息子のかっぽれのお稽古と塾送迎...。

日常の生活。


2013年5月26日日曜日

no.453 overlook viewing

青森1日目の夜。
ホテル近くでお寿司を食べました。
やっぱりネタが違うんだね〜。美味しいです♡


昨日は満月。
青森サンワアリーナから見た月は、早い時間は朧月。
そして空高く昇る頃には段々とクリアになっていって本当に綺麗でした。
空気が澄んでるんだね。

今日、会場に向かう途中、タクシーから見た八甲田山。
タクシーの運転手さんから聞いた話だと、八甲田は単体の山じゃなくて連峰なんだそうです。
大きな山だけでも五つあり、裏八甲田では夏でもスキーができるんだって。
スキー好きな方は1時間近くかけて山を登り、粗目(ざらめ)状に1kmくらい残っている雪
で夏スキーを楽しむんだとか。


普通に関東で暮らしていると、思いもよらないことがたくさんある。
たまには視点を変えるためにも、違う場所に出かけて行ってその土地に住んでいる人達と、
直にお話してみることは本当に刺激になります。

世界観が狭いこと。
たとえば子供と家庭のことだけしか頭になく、話題もそれだけで、近所のうわさ話にあけく
れている人とかホント面白くない。
たとえ専業主婦でも、色々な事情でなかなかうちを離れることができなくても、視点だけは
広く持っていたいと思います。
ネットとか書籍とか、今はツールがたくさんあるのだから、心がけが大事。

自分の人生を貧しくするのも豊かにするのも、自分次第ってことですか。


2013年5月25日土曜日

no.452 a sports day

今日から青森。
東京も寒かったけど、青森空港着いたらさすがにひ〜んやり〜。
早めに入ったスタッフから「夜は超寒いよ〜」と聞いていたので、革のジャケットを持って
きました。

一方、息子は運動会。
5年生になったのでソーラン節やら騎馬戦やら、大人っぽい出し物に挑戦です。
わたしは1年生の時の運動会しか出れてないけど、息子には強力なベビーシッターズがいて
くれるので大丈夫♡
第一乳母の橋本さんは例年通り前日から泊まり込みで、朝は姉とお弁当のおにぎりをにぎり、
張り切って応援に行ってくれました。


午前中から次々とみんなが集まって、お昼ご飯を息子とワイワイ食べてくれたはず。
今頃はきっと自宅に戻って、お寿司とピザとワインで運動会後の楽しい打ち上げが始まって
るんじゃないかな〜。

今年は応援団だった息子。
どんどん成長していく姿が嬉しくもあり、さみしくもあり...。
私がひとりで育てたんじゃない。関わってくれたみんなが、息子を素直で優しいポジティブ
な子に育ててくれました。
たくさんの人にこんなに愛されて、アンタはホントに幸せもの。

さて...。
私はこれからが本番です!


2013年5月24日金曜日

no.451 Ye Olde Cheshire Cheese

今朝はちょっと冷えましたね。
日中は26℃くらいになる夏日なのに、朝のこの空気の冷たさは気持ちいい!
こういうドライな気候の時は、きまってロンドンの空気感を身体が思い出します。

ロンドンにある最古のパブ「Ye Olde Cheshire Cheese/イェ・オールド・チェシェア・チーズ」
1538年創業...って、それ室町時代じゃん。
種子島の鉄砲伝来とほぼ同時期!?
以後予算が増える鉄砲伝来/1543年。案外、忘れてないね(笑)

1666年にあったロンドンの大火で焼失したので、現在の建物は1667年に再築されたもの。
チャーチルやらディケンズやらバーナード・リーチやら、歴史上の人物が通ったとされる
その同じパブに入って、いまでも同じメニューを食することができる喜び。
因みに「Ye」は「The」、「Olde」は「Old」の古語。


入館料をとって保存、公開することだけが目的の観光資源と違って、こうして現代の私たち
と共に歴史的建造物が共存するあり方に、私はすごくシンパシーを感じます。
美術館や博物館に陳列されているだけの骨董も同じこと。
ガラス箱の中に入れられ保存されているだけで、人の手に触れたり慈しまれたりしなければ、
そこに魂は宿らなくなる。

ビールを飲んだあと、このパブを出て少し歩くとテームズ川の風景が広がります。
あれは5月の今頃。
夜の風がひんやりと冷えて、月の光が煌々と石畳を照らした穏やかなロンドンの初夏の空気
を、ふと思い出した今朝でした。


2013年5月23日木曜日

no.450 inoda coffee , kyoto

最近はさー。お昼は重たいものじゃなくてパンとコーヒーくらいがいーんですー。

先日の大阪からの帰りみち、朝から何も食べてなかったのでさすがにお腹が空いて、東京駅
大丸のイノダコーヒーに入りました。
てゆうか、イノダコーヒーが大丸に入ってるのに初めて気づいたというか(笑)


イノダコーヒーを知ったのは、高校生の時に読んだ池波正太郎のエッセイ「散歩のとき何か
食べたくなって」から。
庶民派のグルメであった池波正太郎の、さまざまな所に足を向けて自分の舌で確かめた味の
記憶は、実に説得力がありました。
時代が変わって、もう閉めてしまったお店、代が替わって味が変わってしまったお店も
たくさんあるけれど、その中でも何軒かは、今でも往時の味とスタイルを残しています。


京都、三条に本店をもつイノダコーヒーもそのひとつ。
1940年創業なんだそうで、戦前からの営業なんですね。
京都に行った時は、「京都の朝はイノダコーヒーから」のキャッチフレーズにつられてブラ
ンチを食べに行きます。
ちょっと深入りのコーヒーは実は私の好みじゃないんだけど、さすがにお店の雰囲気は今時
じゃない感じがかえって新鮮。

京の町家もそのままに営業しているイノダコーヒー本店。
ゆっくり目覚めた朝に、ぶらぶら歩いてイノダに行って、コーヒーを飲みながら、本を読ん
だり、町行く人をながめたり、近所のおじさんの話に耳をかたむけたり。

いーなー♡


no.449 agapanthus

今日は歯のメンテナンスの日。
急いで家を出たら、生け垣のモッコウバラに毛がワシャワシャはえている毛虫を発見!?
うわっ。無理ー!
でもいま退治しとかないと増えちゃうし...。
急いで毛虫駆除剤を玄関に取りに帰り、ドワッと噴射したらクネクネしだしてゾワッ〜と
鳥肌がー(涙)

新緑があまりに綺麗なので、あともうちょっと...と、庭のメンテナンスを引き延ばしていた
のですが、さすがにberryの中村さん(うちの庭を設計してくれたガーデナーさんです)に
電話。
来週の月曜日にいらしてくれることになりました!


アガパンサス。南アフリカ原産のお花。
名前は、ギリシャ語のagape(アガペ/愛)とanthos(アントス/花)の造語なんだそう。
私が 1 年前くらいに「植えたい」と言っていたのを覚えてて下さって、苗を持って来てくれ
るそうです。
ちょうど今が植え時とか。やったー♡
紫と白があって勢いがよくて涼やかな花なのです。

花言葉を見たら「恋の訪れ」だって。
恋ね〜。今更、訪れられてもね〜。体力ないんで...あたし(笑)


2013年5月22日水曜日

no.448 bistro bar a vins

Ushiko ちゃんのお通夜の夜。
Saxの小山さん、Choの陽子さん、Keyboardの宮崎さん&堀田君と私の5人で、四谷荒木町の
ビストロ「TSURUYA」という場所でお夕食を頂きました。
荒木町はちょっと神楽坂の裏通りに似てる。
オープンスペースのこ洒落たワイン・バーや昔ながらの串焼き屋さん、カウンターだけの
飲み屋さんやイタリアンレストランなどが軒を列ねてて、なんとも居心地がいい街。

飛び込みで入った「TSURUYA」、なかなかいいお店でした♡


グラスワインを選ぶのにも試飲させてくれたり。


今夜のお薦め、パイ皮で焼き上げた鴨肉も美味しいし!


大好きなレンズ豆のサラダもあり。


豚ロースト・マスタードソースかけ。付け合わせのポテトもgood!


フランスから直送の白アスパラ。でかい!


今度行くときは、絶対車を置いてきて、ワインの飲み比べしたいわぁ♡


no.447 carta d'armenia

Santa  Maria Novella の紙のお香(アルメニア・ペーパー)

香りが好きなので、いろいろなお香も試しています。
でも根がせっかちな私は、本格的なお香は向かなかったかも。
もうちょっと生活が落ち着いて、内省的な晴耕雨読の生活になれば(はたして来るのか?
そんな日が!?)時間をかけて粒子レベルで楽しめるのかもしれませんね。

常に常備している2、3種類のお香の中で、これはもうスタンダードなもの。
このハーブの香りがしみ込んだ紙をじゃばらに折り、端に火をつけて燃やしていきます。
香りとともに空気の浄化作用もあるそうですよ。
人によっては、お財布の中とか名刺入れ、ランジェリーボックスなどに入れて香り付けし
てる方もいるみたい。
何かの折りにふっと香りがして、素敵ですよね。


Santa Maria Novella は1612年創業。イタリアの世界最古の薬局。
香水も数多くあり(ちょっと日本人向けには?という香りもあるけれど)、ボディケア、
フェイスケアのお品も多い。
私がここのお香を知ったのはロンドンのピカデリーのお店で。
なぜかロンドンの空気の中でこのお香を焚くのと、いまのうちで焚くのとは微妙に焚いた
あとの空気感が違う。湿度のせいなのかな。

Santa Maria Novella は銀座にも支店があり、丸の内、日本橋の高島屋や新宿伊勢丹にもコー
ナーがあります。
ちょっとしたプレゼントにいいかもね♡

さぁ、お香でも焚いてデスク・ワークするか〜。
我が社は5月決算なのです(泣)


2013年5月21日火曜日

no.446 le nougat

銀座のフレンチレストラン「Le Nougat/ヌガ」
先日頂いた「堀口珈琲」のオーナー、堀口さんもお薦めのお店なんだそうです。
店内の雰囲気はこじんまりとしてて、とってもコージー。
パリの裏通りにある気軽に入れるビストロって感じです。
以前にもふらっとBFと立ち寄ったことがあったのですが、週末は予約でいっぱいらしく、
その時は入れませんでした。
今回は平日の夜の早い時間だったため、隅のスツールの2席だけがたまたま空いていて、
ラッキーでした。

まずはクレソンとマッシュルームのサラダ。


田舎風パテ。


メインのステーキフリット。


そしてデザートとエスプレッソ。


用事を終えた帰りだったので、車だった私はワインが飲めずお食事のみ。残念...。
今度はお薦めの赤ワインを頂いてみます♡
もっといろいろなお料理を食べてみたかったけど、50代二人の胃袋ではこれが限界〜(笑)
ちなみに、カトラリーは私の好きなライヨールのジャンデュボだった!


no.445 antique market

晴れた休日の午後、夏らしい白いシャツを着て、表参道のカフェ「ラスチカス」で催された
「大時代錯誤展」へ行ってきました。
骨董店10店と、書家、陶芸家の方が主催する展示会。
カフェ「ラスチカス」の地下で行われたそれは、そこだけ異次元の空間。
エントランスにいきなり木彫りのお稲荷さんの大きな狐が、なんとも愛らしい表情でキョトン
と座っていて度肝を抜かれました。
しっぽが、野球のバットみたいにピンと立っていて(笑)
もともとの場所の雰囲気と、骨董品ひとつひとつの醸し出す雰囲気、それに集まって来る
ユニークな人達のオーラがミックスされて、そこは一種のサロンのような感じでした。

以前、平和島の骨董市でお会いして、うちのフランチェスコ君(前にブログにアップした
イタリアの木彫りの天使像)を譲って頂いた骨董「うまこし」の馬越さん。
彼女のスペースを覗くと、まず一番に魅かれた小皿3枚。
会津の本郷焼きなんだそうです。藍の色と斬新な図柄が素敵。
3枚とも細かい欠けを丁寧に銀で継いであります。大事にされてきたんですね。
これにお醤油を入れて、お寿司が食べたくなりました。
そして木肌のすれと傷がなんとも言えないいい味を出している丁寧に作られた木の箱。
何に使われていたものなんでしょう?
デスクの上に小物を入れて置いてみたくなりました。


白いお皿は、ステレオグラフ/古川さんからお譲り頂いたもの。
少し欠けがあるので、自分で継いでみようと思ってます。
裏にGibson ware made in japanと刻印がうってあって。
調べたらGibson wareはアメリカのキッチン・ウェアの会社のよう。
もしかすると昔、日本でもその会社の製品が焼かれた時期があったのかもしれませんね。
これにサンドイッチを盛ってみたくなりました。

若い時のような情熱はないけれど、最近、古いものへの興味が、自分の中でまた緩やかに
再燃してきているのを感じます。


2013年5月20日月曜日

no.444 okonomi-yaki yukari

先週の大阪公演2日目の夜。
女性コーラスの陽子さんとヨンエちゃん、楽器チームの深代さんと曾根崎町の「ゆかり」と
いうお好み焼き屋さんに行ってきました。
チェーン店みたいで、基本、地元の方ばかりが来る普段の大阪の雰囲気が堪能できる場所。
秋葉原にも支店があるみたいです。


ゆかり焼き。海鮮焼きそば。アスパラのベーコン巻き。


この芸術的なお好み焼き。NなのかZなのか...。
焼くの終わったよ、これでおしまいっ!のZかな?


お店の店員さんに聞いたところ、お好み焼きを手際良く芸術的に焼くには「半年くらいかか
りますかね〜。」とのこと。
焼き慣れてる大阪の人で半年だったら、私なんて倍はかかりそう...。


no.443 dedication

先日の骨董市で買って来た小ぶりの芙蓉手のお皿の「継ぎ」に入りました。
江戸中期から後期。
一度こなごなに割れてしまったのでしょう。
二つともすごく丁寧に、上手に「ガラス継ぎ」がしてあります。
使用中に不意に割ってしまったのか、もしかしたら夫婦喧嘩で割られてしまったのかも...。
丁寧に継がれたあとを見ていると、このお皿が体験してきたいろいろなことを話してくれて
いるようで時間を忘れます。


焼き継ぎとも呼ばれるガラス継ぎ。
久保先生のお話だと、江戸時代、天秤棒に七輪と道具箱を下げて町内を呼び声をかけながら
歩き、継いで回っていた職人さんがいたとのこと。
その人達がやっていたこのガラス継ぎは、もう今ではその技術が廃れてしまって「幻の技法」
なのだとか。
どんな人が継いだのか。
この器を手にするその人の手の温もりや、ためつすがめつ傷を見て慎重に継いでいく姿が目に
浮かんできて、器に対する愛情が伝わってきます。

でも、この古い継ぎのままだと食べ物を盛るのをちょっと躊躇するくらい古びてしまっている
ので、気になる部分は削ったり研いだりして、今度は私が丁寧に銀を入れて継いでいくつもり
です。
前任者の手にやすりで研ぎを入れるとき、さすがに申し訳ない気持ちがして、そっと心の中で
謝りました。

ガラス継ぎは貴重なものなので、そのままにしておくべきだとおっしゃる方達もいるのだとか。
少し迷いましたが、このお皿たちを美しく甦らせる事が、その名もなき職人さん達の供養にも
なる気がして、シャリシャリとやすりで研ぎ始めた日曜日の朝でした。


2013年5月19日日曜日

no.442 r・i・p

「人によって態度を変えない」
できそうで、なかなかできないこと。
「誰にでもオープンマインドであること」
これも、大人になると、できそうで、なかなかできないこと。

自然体で、いとも簡単にそれらをやってみせてくれる貴方の、そんな素敵なところを「すごい」
と思いながらも、面と向かって誉めたことがなかった。
ちょっと照れくさかったし、いつでも言えると思ってたから。
でも、ちゃんと伝えれば良かった。
一緒に仕事してとっても楽しかったってことも。

突然のことだったので、貴方自身がすごく驚いて、親しいお友達を亡くしたあのときみたいに
大粒の涙をぽろぽろ流して戸惑ってるんじゃないかと心配だったんだけど。
でも昨日のお通夜に伺った時、貴方がもうほとんど状況を受け入れて、次のステージに向かう
準備ができているのがなんとなくわかった気がして、わたし、少し安心しました。
きっと、仲良しだったお友達みんなが、もう迎えに来てくれてるんだよね。


また次の代々木の楽屋に、貴方が大きな荷物を持って大汗かいて「おはようございます」って
現れるような気がして仕方ありません。

Ushiko。
今までほんとうにありがとう。
貴方が理想の可愛いボーイフレンドと一緒に、どこか遠い外国にでも行って、幸せに暮らしている
んだって思うことにしました。

だから「さよなら」は言わないね。


2013年5月13日月曜日

no.441 day off , today

横浜アリーナ2日間、昨日終了。満員御礼。大盛況でした♡

浜崎チームの楽器セクションのチーフ、深代さんから頂いた「堀口珈琲」の豆を挽いて淹れ
た一杯で迎える朝。
以前に頂いて、すごく美味しかった「狛江ブレンド」は販売終了となったようで、味が似て
いる「FLOWERY&JUICYブレンド」をわざわざ選んで買って来てくれました!
堀口珈琲は世田谷近辺で有名な珈琲屋さんなんだそうですが、私が世田谷に住んでいた頃は
気がつかなかった〜。残念。
こんな美味しいコーヒーを焙煎してくれるお店が近くにあるなんて、ホントうらやましい。
フカポン、フクちゃん、ご馳走様です♡


昨日はもうほとほとくたびれて...。
公演中、毎回、客席で見ている私は、コンサートのポイントポイントで、時にはハラハラと
緊張したり、時には「あとでメンバーに言わなきゃ」と思ったり、時には涙したり爆笑した
り感動したりして、観客目線、スタッフ目線を入り交じえて見守っています。
この私にしてこんななので、演じている方達や裏で支えているスタッフはいかばかりか。

次回は間髪入れずに明後日から大阪です。

...で、今日はお坊っちゃまの塾の送迎日です(苦笑)


2013年5月11日土曜日

no.440 just call my name, i'll be there

昨日は学校終わりで一路さいたまスーパーアリーナへ。
シルクドゥソレイユ「IMMORTAL」を息子と観て来ました!

ビジョンに映し出されるマイケルの子供時代の映像あたりで、私なんて、もうウルウル...。

Just call my name.  I'll be there〜 ♪ なんて...。 純粋な瞳で歌われたらね(涙)

かつてのミュージックビデオや古い映像と、画期的な舞台ワーク、シルクのパフォーマンス
との大掛かりなコラボレーション。
このIMMORTAL専用の劇場での公演だったらさぞかしすごいのに...と少し残念な気もしまし
たが、やっぱりパフォーマンスのクォリティはものすごく高い。


マイケルって今更ながらすごい人だったんだって思う。
亡くなって、何年もたってなお、ここまでアーティスト達の感性をインスパイアできるのは
並大抵の存在感じゃないよね。

バックの映像に映った彼の姿とイエス・キリストが知らず知らずのうちにゆっくりと重なっ
てゆく。
さながら殉教者のような彼の姿に、自分でも気がつかないうちに大粒の涙がこぼれました。

ラストはもうアリーナ中が席から立ち上がって踊りまくり!
生きているマイケルの姿を見たことのない息子も、大喜びの2時間半。

しかし...マイケルの映像使用料だけで、どれくらいの金額がかかるんだろうか...?
こういう業界の末席にいる身の私としては、帰りの車の中でふと余計なことに気がついて
しまった夜でした。

2013年5月10日金曜日

no.439 Latvia

Blogを始めて1年あまり。
なかなか連絡がとれない私に(出不精なので。内向的だし(笑))友達が近況くらい教えろ!
...と薦めてくれたのが最初のきっかけでした。
学生時代以降、自分から何かを発信するっていうことがなかったので、Blog、思いのほか
新鮮でハマったかも♡

閲覧者をチェックすると、何故か海外からのアクセスが思いのほか多く。
イギリスやアメリカなどは、Facebookをやってないあの友人たちかなぁ?と、その人の顔を
思い出して嬉しくなるのですが、不思議なのは行ったことのない土地からのアクセス。
きっと何かのキーワードを検索していて、偶然、私のBlogに遭遇したんでしょうね!
まだアフリカ大陸からはないけれど、世界の見知らぬ人たちとつながっている様で、なんか
ワクワクします。

ある日、急にラトビアからのアクセスがいきなり増えたことがあって。
ラトビアってどこ?
息子の地球儀を回すと...あったよー! バルト3国だ。地理でやったじゃん(笑)


リガが首都。
長らくポーランド、スウェーデン、そして当時のソ連の支配下にあったが1991年に独立。
EU参加国。


東欧の素敵な国らしいです。中世の雰囲気を残すバルトのパリ。
綺麗なところー!
聖ペデロ教会とブラックヘッドのギルド(商工会議所)のある市庁舎広場。

行ってみたいな〜。
どんな人たちがいて、どんな言葉を話してて、どんな匂いがするんだろう?

秋、行っちゃう? 久しぶりに一人旅♡


2013年5月9日木曜日

no.438 relaxation

朝、息子を送り出してからここ数日私がやっていること。
「こんにゃく温湿布」
これ、姉が鍼灸の先生から聞いて来た自然療法で、いま我が家で大ブームなんです。
このタオルでこんにゃくをマキマキして患部にあてると、肝臓、腎臓の働きが活発になり、
お通じもよくなり、疲労も回復し、冷えもとれる...という優れもの。


  まず、お鍋にお水を入れ、こんにゃくを煮る(必ずお水から)

  こんにゃくに厚みがある場合は、たてに包丁を入れ二分割。

  沸騰してから10分ボイル。

  トングでこんにゃくを取り出し、水気をよく切り、タオルでくるむ。

  これを肝臓、腎臓あたりの腰部分、またはお腹の丹田と言われる部分にあて30分。


ソファで横になりながら湿布していると、急激に眠気に襲われ、気がつくとコンコンと深い
眠りに...。
本当に力がぬけるように眠りに引き込まれていきます。
なので、実行するのはオフの日に限られますが、目が覚めたあとの爽快感は相当のもの♡
朝よりは、夜、寝る前にやる方がベターかもしれませんね。

誰が考えついたのかは知りませんが、自然療法として相当古くから試されているようです。
これに、びわの葉を間に敷いて湿布すると効果倍増なんだとか。

そう言えば、以前に一度だけやったことのあるびわの葉をいぶす温灸は香りもとっても素敵
でした。
びわ温灸も、またぜひやりたいなー。


2013年5月8日水曜日

no.437 blue light skytree

江戸かっぽれの亜紅先生のおうちは錦糸町。
連休の最終日、息子とお稽古に行って来ました。
夕方からすごい雷雨。
雷も鳴って、一時、土砂降りになりましたが、その後はすっきりと晴れて空気も清々しく
澄んできました。


お稽古のあと「つばめグリル」でお食事しての帰り道。
澄んだ夜の空気の中、スカイツリーの光が点滅していました。
道路の真ん中から撮った夜のスカイツリー。

ブルーと白金の輝きが綺麗〜!
建設中はちょっと存在に否定的だったけど、できてみたらわりと猛々しくなく控えめで、
ちょっと好感をもっています♡


no.436 a sunny day

五月晴れです!
本当にいいお天気。紫外線、強そうだけど...。

庭の緑もだんだんと濃くなってきました。
少しずつ虫もついてきてるみたい。
昨日、初めて殺虫剤をモッコウバラにまきました。
小さい毛虫がついてたの。
シルバープリペットという樹も、なにやらよろしくない気配がしたので、先ほど虫除けを
まいたところ。


建て売り区画のうちは、お隣と至近距離。
圧迫感のないように、建てた建築会社が全ての庭の区切りに配分よくコニファーを植えて
いました。
まぁ、敷地内だったら自分のうちに何をしてもいいんだと思うけど、急にお隣に塀を造ら
れて。
一応、造る前にご報告は頂いていたので問題はないのですが、できてみたら半透明の高さ
のあるトタンなの(泣)
しかも業者に頼んで建てたんじゃなくて、て・づ・く・り。

うちは常にレースのカーテンを引いているし、別にためつすがめつチェックしているわけ
ではありません。
そんなに覗かれたくないのかなぁ。
ちょっとショックです。
それになんと言っても素材が貧相な感じ。
郊外のエクステリア・ショップに行けば、今はいくらでもセンスあるものがあるのに。

「借景」という言葉があるでしょう?
窓から見える風景が美しく広やかであれば、自分のものではないけれど、室内からの眺め
やひいては生活そのものがとても豊かになるもの。
そういう想像性がないんだね。こういう無粋なことが出来る人たちは。

庭の樹々の葉がはやく茂って、このみじめな塀を早く覆ってくれないかな...と思っている
ところです。
私はいつも車なので気がつきませんでしたが、姉の話だと、このお宅、家のすべての周り
をこのアンナチュラルな塀で囲っているらしい。

どうしちゃったの???

まぁ...私達もそんなに嫌なら、もっとリッチで景観にも気を使うセンスいい方がお住まい
の地域に越せばいいだけの話だけどね(笑)


2013年5月7日火曜日

no.435 my one and only love

どうしても手にいれたかった人やもの。

いざ自分のものにしてみたら、私の皮膚の一部の様になって浸透するみたいに同化してゆく
ものもあれば、段々どうしようもなく嫌になり目の前から消えてもらいたい、見るのもイヤ
だ、と思うようになるものもある。

不思議。
そのいずれもを、どうしても欲しかったのは、まぎれもないこの私なのに。


いまは齢を重ねて、ブレない審美眼を少しは持てるようになったのかな〜?

「一度でも愛した人のこと  けなすもんじゃないよ」

吉井和哉の詞って、時々心に刺さる。


2013年5月4日土曜日

no.434  French toast

フレンチ・トースト大好きだー♡

今日は順調にリハーサルが終わり、今は本番準備に入る前のまったり楽屋タイム。
フレンチ・トースト食べたいな〜。3時のおやつに。

今の家に移ってから息子の所望で一度自宅でフレンチ・トーストを作ったのですが、ガス
ではなく電気のみのうちのキッチンでは、なんとなく勝手が違い納得できない味に(苦笑)
帰ったら、プロセスはしょらないで一晩ミルクと卵の黄身に一晩つけて、もう一度ゆっくり
じっくり焼いてみようっと!

何年か前の冬休みに息子と京都で泊まったホテルオークラのフレンチ・トースト。


うちで作るのとはいったい何が違うんだろねー。
やっぱりここで頂くと、こんなおやつもリッチになります。

ちなみに、フレンチ・トーストの「フレンチ」はフランスのとかフランス風のとかいう意味
じゃなくてフレンチさんという人が作ったからだとか。
4、5世紀のヨーロッパにはすでに存在した食べ物らしいので、古いレシピなんですね。
固くなったパンを美味しく食べる生活の知恵から生まれたもの。

ナッツ類やフルーツでバリエーションを加えても美味しいよ♡


no.433 a night in Fukuoka

福岡の夜。

前回のツアーでご紹介頂いた居酒屋「なごみ」

黒豚とんしゃぶ鍋。お野菜もいっぱい。


久しぶりに生ガキ。


シャケ明太とイカシュウマイ。どっちもうまー♡


今夜はハイボール!
昨晩、眠ってなかったからお食事に行くのはやめようかな〜?と思ってたけど「なごみ」
なら行っとかないと(笑)


2013年5月2日木曜日

no.432 monochrome spring

私の最近のドライブ・ミュージック。

UNDERWORLDのメンバー、KARL HYDEのソロアルバム。
David Bowieの新譜。
そしてEFTERKLANGの piramida 。


全部、男性ボーカルだった...。
しかもジャケット、すべてモノクロな感じ。

春なのに?

さて明日は福岡です。